ガンバ大阪vsセレッソ大阪 遠藤ゴール でもPK止められる!動画
ガンバ大阪2−1セレッソ大阪(5日・万博、第1節第1日)
セ大阪は攻撃面に不安を残した。ゴールはミドルシュートの1点のみ。選手同士の息が合わず、パスの出し所を見つけられない。ボールを持ちすぎて囲まれ、奪われる場面が目についた。攻撃を担うFW、MF4人のうち3人が新加入。クルピ監督は「時間はかかるが、ACL初戦よりも確実によくなっている」と前を向いた。
1−1で迎えた後半31分。宇佐美の縦パスをペナルティーエリア内で受けた二川が後方に落とし、それを李根鎬が右にはたいた。ガ大阪らしいパス回しを締めくくるべく走り込んだのは遠藤。最初のトラップは右に流れたが「フリーだったので」と慌てずに体勢を立て直し、ペナルティーエリアのやや外側から、ミドルシュートを突き刺した。
日本代表としてアジア杯を戦った後オフを取り、2月17日に再始動したばかり。前半38分には得意のPKをGKに止められ「あまり練習をしてなかったので、読まれやすいけり方をしてしまった」と反省したようにコンディションは万全でない。決勝点も相手DFをかすめてのゴールに「イメージとはほど遠い」と苦笑いした。
とはいえ、代表のザッケローニ監督も視察した試合で決定的な仕事をするのはさすが。西野監督は「彼を外すことを相手がどう感じるか考えたら、あまり調子がよくなくても外す選手ではないと思う」と、存在の大きさを口にした。
開幕5戦勝ちなしとつまずいた昨季の反省から、遠藤は「どういう展開でも勝ちたかった」と初戦の重要性を強調した。新加入のアドリアーノが4日前のアジア・チャンピオンズリーグに続き、昨季までの古巣相手に先制点を奪ったのも好材料。4季ぶりの無冠に終わった昨季の雪辱を期すチームが、新シーズンを勢いよく滑り出した。
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