【画像】福島原発の作業風景 1万倍の濃度の放射能を検出の中
東京電力は25日、復旧作業が続く、福島第一原発3号機で作業中の作業員3名が被曝(ひばく)した現場の水たまりからは、通常の原子炉内を通る冷却水の約1万倍程度の濃度の放射能を検出していると発表した。原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールにある燃料棒が損傷し、放射能がもれている可能性が高いとしている。
東京電力福島第一原発の事故は、放出された放射能の推定量からみて、国際評価尺度で大事故にあたる「レベル6」に相当することがわかった。すでに米スリーマイル島原発事故(レベル5)を上回る規模になった。
作業員2人ベータ線熱傷の可能性、福島原発
東京電力は24日、東日本大震災で被災した福島第1原子力発電所で作業をしていた協力企業の従業員3人が173〜180ミリシーベルトの被曝(ひばく)をしたと発表した。このうち2人は足の皮膚に放射性物質(放射能)が付着したとみられ、福島市内の病院に搬送された。2人は放射線によるやけどである「ベータ線熱傷」の可能性も否定できないという。
放射能と人体
福島被災原発作業【画像】
原子炉の暴走第2版[PR]
赤ん坊をおそう放射能