【初勝利】斎藤佑樹:ロッテ打者の評価コメント一覧
プロ野球日本ハムの斎藤佑樹投手(22)が17日、ロッテ戦(札幌ドーム)に先発でプロ初登板し、5回を投げ、6安打4失点で勝ち投手になった。今年の新人投手では白星一番乗り。斎藤は試合後、「この1勝で北海道の一員として仲間入りできた、と勝手に思っています」とほほえんだ。
また、斎藤と同じく早大から今季、広島に入団した福井優也投手(23)も巨人戦(マツダスタジアム)に初登板初先発し、プロ初勝利をあげた。
斎藤は1回、井口に2点本塁打を打たれたが、すかさずその裏の攻撃で満塁本塁打が飛び出すなど、3回までに6点の援護をもらった。5回にも2点を失い、降板。「巡り合わせというか、ほかのチームに入っていたら違ったかもしれない。ラッキーです」と打線に感謝した。
早大時代に31勝をあげ、昨秋のドラフトで4球団の1位指名を受けた。入団から初登板までの約4カ月は長かったと振り返りつつ「この1勝は野球を始めたころからの夢だったのでうれしい」と喜んだ。
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日本ハムの斎藤が投じたプロ第1球は球速144キロ。渾身(こんしん)の力を込めた直球でストライクを取った。「これからも真っすぐを追究していくという気持ちを表したかった」
だが、いきなりプロの洗礼を浴びた。1死一塁で外角低めの直球をロッテの井口に右中間へ2点本塁打された。「さすがだ。力負けかな」。一流のレベルを肌で感じると変化球主体の投球に切り替えた。「その方が打ち取れると思った。軸はスライダー。どの球が調子がいいのか、きょうは早く見つけられた」
修正された投球をロッテは打ちあぐんだ。低めを丁寧に突く斎藤の前に、15個のアウトのうち内野へのゴロアウトは11個を数えた(併殺1を含む)。「ボールかストライクかという微妙な高さでコントロールされている。投手としてのお手本のような投球をされた」とロッテの金森打撃コーチを悔しがらせた。
梨田監督は「全体的に低めへいっていたし、もっと精度を上げられると思う。点数? 初登板初勝利なら100点でいい」と今季の新人初白星一番乗りをたたえた。
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【初勝利】斎藤佑樹:ロッテ打者の評価コメント一覧
岡田「コントロールが良く低めに集まっている。フォークと分かっていても手が出てしまう。それを見極められれば(球が)浮いてくるので、確実にヒットにできると思う」
荻野貴「けん制も速いですし、クイックも速い。走りにくいです。クセも分からない。間もうまいと思う」
井口「新人というより、ベテランというピッチングをされたね」
金泰均「制球力も変化球も良かったが、これという特徴は見当たらない。いい投手だが、自分でも打てない原因が分からない」
福浦「低めに丁寧に投げられると、攻略は難しい。僕がヒットにした(五回)のは甘かったです」
今江「低めに集まっていたが、変化球が曲がりきらず逆、というのもあった。球自体はそんなに速くはないが、打たされてるなという感じ」
サブロー「変化球が多かったね。低めに集められて振らされた」
大松「いろんな舞台を経験しているだけあって、自分のペースを貫き通して投げていた」
里崎「2打席立っただけじゃ分からないよ。打者によって配球も違ったし」
金森打撃コーチ「いい当たりが正面を突いたり、エラーで自責が付かなかったり、やはり持っている。佑ちゃんワールドに引き込まれました」
http://www.daily.co.jp/newsflash/2011/04/17/0003970970.shtml
斎藤佑樹 100人の証言